みなさまへ
どのくらい時間がたったのでしょうか。
人と自由に会えない、行きたいところへ出かけることができない、あたかも幽閉されているかのような状態が、長く続いています。
いづれも、本来何不自由なく、人と会い、出かけることができていたのにと思うと、長く続くこの先の社会の変化を考えざるを得ません。
顔の表情はマスクで遮断、外を見る目だけで、人に見られることを拒否したかのような私たちの日常です。
見たいものだけしか見ない目、聞きたいことだけしか聞かない耳、偶然目にすることがら、期せずして耳に飛び込んでくる出来事など、外部へのセンサーが劣化していくようにも思います。
以前のように人と接することができるのでしょうか。
集り、語り、つながる行為が3密の禁止とともに消えていくことになりはしないか不安が募ります。
季節としては爽やか、緑豊かな自然と薫風が身体と気持ちに心地よく響く、一年の内で一番エネルギーが満ちるときでもあります。
残念ながら、5月例会は休会といたします。
またお会いし、語り合い、気づき合う時をじっと待ちたいと思います。
みなさま、お元気でお過ごしください。
みなさまへ
青空一面に走る白い雲、草花や木々の芽吹きの柔らかな緑、いつもならば、心と体に新しいエネルギーが湧き出るよい季節ですが、
閉じこもれ!の号令は、とても辛く響きます。
見えない何かに、じっと我慢する日々が続く気配です。
さて4月例会5月2日は、延期とさせていただくことをお知らせするメールとなりましたこと、とても残念に思います。
また、みなさまにお目にかかり、語り合い、考え合い、そしてお互いが知り合う時が来ることを心待ちにして、
しばしがまんを続けたいと思います。
みなさまお元気でお過ごしくださいますように。
みなさまへ
3月例会では、春の嵐ともいうべき風雨激しい中、例会に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。少ない人数ではありましたが、その分思いのたけ、胸の内にたまっているものを出せる時間となったように思います。
私の方から「東日本大震災十年目と新型コロナ一年」という題で10年経って今見えていること、1年で気が付き始めたことなどお話をさせていただきました。
キーワードは、いずれも「見えない恐怖」。
喪失の連鎖から、あるいは閉塞感から、増加しつつある自殺者の動向など話題提供をしました。
さて年度初めの4月となり、新たに魅力ある方をお呼びしています。
ご専門は、今これからの情報社会を支える5G技術。また一方では脳的生活ならぬ、農的自然生活を目指し、民家の学校を支える理事として長年にわたり活動中の方です。
彼の動向からは、都会よりも田舎、人工物よりも自然を愛しながらも5Gの導く未来と極めて人間臭さのある世界とのハイブリッドな社会を意識しているようにもみえ、その視野と行動範囲の広さに敬服しております。
◆4月例会のご案内◆
・日時: 5月2日(日)14時~16時
・場所: 「座・茶論」
東京都練馬区南田中5-16-2 ℡03-3997-6210
・話題: 「コロナ渦でより感じる人や環境の大切さと、最先端技術の活用について」
・提供者:鈴木 俊秀さん
プロフィール:1969年生まれ。瀬戸内海の尾道・因島で育つ。
大学で電気工学について学び、現在は通信機器メーカーにて5Gの研究開発に従事。
実家の古民家の改修について学ぶために日本民家再生協会の「民家の学校」に6年前に入学、以来この学校の運営
にも関わっている。
・会費:500円
みなさまへ
まわりの空気が緩んできました。待ち遠しい季節ではありますがどうも気分一新というわけには、まだまだいかないようです。
先月の例会では、山森さんのご専門である遺伝子検査の分野から、新型コロナウィルスに関する知識と関連情報をじっくりと学ぶ機会を得ることができました。ご準備いただいたPPT資料は、入手を希望される方もおられ、よく整理をされ、充実した内容であることが
読み取れました。山森さん、話題提供をありがとうございました。
またご参加者の発言の中には、新型コロナウィルス発生源や米国大統領選挙に関しての陰謀論まで広がるなど、自由な語り場の雰囲気もでてきました。
そこで、今月の例会はこの一年を振り返り自由討論の場としたいと思います。
先日、友人とすみだ北斎美術館で「筆(ふで たましい)魂」展を見る機会を持ちました。
よく知られている版画ではなく、それよりも古くから描かれていた浮世絵師たち60人による肉筆画。一筆に込めた線の引力、描かれた着物の質感、微妙な色使いを楽しむことができました。
筆に絵師の魂を宿らせることができるのなら、言葉には語るものの霊を・・・。
日頃思うこと、感じていることを紡ぎだす機会となることを願い、お待ちしております。
*日時: 3月21日(日) 13:30~15:00
*場所: 座・茶論(The Salon)
東京都練馬区南田中5-16-2 ℡03-3997-6210
*テーマ:新型コロナ禍の一年、思うこと、考えること
*会費: 500円
みなさまへ
節分が過ぎ、暦の上では春到来ですが、がまんの一年でもありました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この間、ただただ時の流れと国の方針に従うだけの日々ではありますが、少しでも抗うべく、まずは敵を知るため、今回は今現在の課題に真正面から向かってみようと思います。
久しぶりの例会です。マスク着用にはなりますが、本来のカタチ、当たり前の交流スタイルで行いたいと思います。
ご参加の方は、ご一報ください。
◆生命倫理カフェ・ねりま 2月例会◆
日時: 2月27日(土)13:30~15:00
場所: 「座・茶論」(The Salon)
東京都練馬区南田中5-16-2 Tel.03-3997-6210
話題: 新型コロナについて「分かっているようで、分からない新型コロナ」
~感染とは、PCR検査(偽)陽性・(偽)陰性とは、ワクチンについて
講師: 山森俊治さん:北海道小樽市出身 北海道大学にて学位(理学博士)取得後東京都内の臨床検査会社に勤務。平成元年から
約20年間、白血病やがん、遺伝病などの遺伝子検査法や染色体検査法の技術開発を行うとともに、これらの検査責任者とし
て従事。その後、理化学研究所(横浜)にて次世代型の遺伝子配列決定業務の精度管理に従事。この間、命の選別等にかか
わる遺伝子技術などの進歩に伴う倫理面に興味を持ち、退職後は「生命倫理カフェ・ねりま」の活動に参加。また現在は杏
林大学保健学部倫理審査委員会外部審査委員としても活躍する日々を送る。
会費: 500円
みなさまへ
毎年京都から取り寄せているカレンダーがあります。名刹の老師の手による墨蹟日歴で、1月は「忍耐」と力強く書かれています。
どうも年初には少し強すぎる字だなと当初は思ったのですが、年明けから20日ばかりの間、居間にかかっているのを見ていると
これほど、今の状態を的確に表した字はないように思えてきました。
今月末の例会予定も休会とさせていただき、「忍耐」を実感し、人気のない座・茶論の日々を過ごすことになります。
花の季節3月には、みなさまにお目にかかれることを考えながら、「源深流長」(源泉が深ければ流水量も豊かで、流れが絶えることはない。)建仁寺元管長 竹田老大師 躍動する字の2枚目をめくりたいと願っています。
「座・茶論」にて
森本陽子
令和2年、激動の一年が暮れようとしております。
動けず、話せず、会えず・・・といった今までにかつてない禁錮状態ともいえるなかで、戸惑うことの多かった年でもありました。
「生命倫理カフェ・ねりま」もみなさまと顔を合わせることが十分にできずに、悔いが残る経験をしました。面と向かって、大声で胸の中から思うことを言葉にして吐き出すこと、また自分とは違った思いをつづる言葉に耳を傾けること、そうした場に身を置くことが十分にはできなかったことは、大変残念です。
そんななかこの年末、体を動かす合間に中村 哲医師の番組を見る機会をもちました。
12.27 NHK総合
『中村哲の声がきこえる』
https://www.nhk.or.jp/fukuoka/recommend/re_program09.html
12.28(再放送30日) NHK BS1 『良心を束ねて河となす 〜医師・中村哲 73年の奇跡〜』
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/YMVW8211JW/
人の行動に深くこころが動かされ、自分ができることが何かを考え、振り返る。
その機会を与えてくれたよい番組でした。医師でありながら、戦地アフガニスタンでの住民の飢餓と戦い続け、ちょうど一年前銃弾に倒れ亡くなる一生でした。干ばつの大地を農地へと変えるべく用水路建設に身を投じ、はじめて用水路を完成させ、流れる水に歓喜するワーカーたちを背にし、一人じっと下を向き深い思いにふけっていた医師の姿が印象的であったと日本からはせ参じた土木工学の学生が述べていました。
彼曰く、「10歳にして悪性脳腫瘍で亡くなった次男さんとの約束を『お父さん、やったぞ!』と心の底で叫んでいたのでは・・・。」
一切他人には他言をしなかった自身のこころのなかにある悲しみの闇、それを深く強いエネルギーに変え、不可能とまでいわれた夢の実現をやり遂げた意志は、多くのものに感動を与えます。
さて令和3年、来るべき新しい年が、今までの闇から解き放たれ、2年分のエネルギーで邁進できるよう願いたいと思います。
みなさま、どうぞよい年をお迎えくださいますように。
令和2年暮れ
「座・茶論」にて
森本陽子
人が集まる「場」の意味と意義を探して
「人が集まる、そんな空間をつくってほしい。」ちょうど一年ほど前、こう言って使われなくなった日本間のリフォーム工事を友人の工務店さんにお願いしました。3か月ほどかけて昨年暮れに、期待をはるかに超えた場、「座・茶論」が誕生しました。
今年に入り、2回の例会をここで実施、その後3か月間の休会後、6月から再開をしましたが、変わらない状況下の中、9月、10月はZoom利用によるリモート例会となりました。誕生した場を育てていきたいと期待し、何とか例会を続けてきましたが、ここにきて、休会を余儀なくされる社会情勢となってしまい、今月29日の例会を休会といたします。
今や、食事中もマスク着用を指示されるまでの異常な事態となっています。一体どうやって食べるのでしょうか。一瞬あごにずらして食べ物を口に入れたら、またマスク。あるいは、片方の耳のゴムをはずし、もう一方の耳にぶらりとかけたままにして、食べ終わったら元に戻す。食事中の会話は基本的に禁止と学校の給食時のマナーが報じられたのは、随分と前でした。見たことのない光景が、徐々に日常生活のいたるところに散見されるようになってきています。
細かなことは気にしない私です。しかしながらこうした流れに抗えず、大変残念ではありますが、場の力や場の必要性を自分の言葉で語り、期待と希望をもってお伝えすることができないでおりますので、休会することを決断いたしました。
以前情報収集のために出かけていた大学、公共施設、ホールなどでの講演会はすべてリモート開催となっています。その場まで出かけ、嫌でも最後まで拘束される講義が今や、自宅PCから簡単に入手可能に、また離席も自由、利便性の高さは言うまでもなく、慣れ親しむ日常となってしまったことも事実です。
しかしながら、出かける途中での小さな発見や、思わぬ出会いや、出来事といった目的以外、その他の情報は確実に離脱してしまいました。退化に向かうのでしょうか。進化へと進むのでしょうか。あるいは、こうした変化がしばらく続くのでしょうか。
人本来の在り方は、三密の中でこそ培われ、人間性を養うことができると信じています。
今後、「話したくなった。」そんな声が、どこからともなく聞こえてきて、ここ「座・茶論」が誕生した時の、場の役割がみなさまから求められ、それに応えられる日が来ることを待つことにいたします。
生命倫理カフェ・ねりま
森本陽子
みなさまへ
10月例会の講演会はとても聞きごたえのある内容でした。「学校によってつくられる発達障害」という題でしたが、どちらかというと学校現場からのリポートというより、精神医療界、薬製造会社、患者家族サイドからの報告が主であり、そのすべてにおいて、はじめて耳にし、目にするデータが発表されていました。
もともと発達障害というネーミングがなかった時代には学校内、家庭内および社会で、個性として子どもたちの違いをある種、寛容に受け入れてきた歴史がありながら、教師、保護者あるいは、医療現場での“過剰診断”による安易な薬剤の投与が、子どもたちへどれほどの影響を与えるのか、しかも長期にわたり服薬せざるを得ない状況が続くという報告には、言葉を失いました。
また製薬会社による新薬の発売に合わせて、発達障害児の数が増えてきている現状には寒気さえ覚えます。
さて、11月例会は久しぶりにみなさまとお顔を合わせ、議論をしたいと思います。
新型コロナ禍による新しい生活や価値観の変容があちこちで報じられています。在宅勤務が幅をきかすようになり、オンラインでのデータ量を抑えるため顔の見えない部下との対話に違和感やストレスを覚えるというビジネスパーソンがいたり、多くの時間を共に過ごすようになった家族とのかかわり、ありようにも少なからず変化が起きてもいるようです。
今年の振り返りを含めて、みなさまとこうした変化とこれからについて話合いたいと思います。ビジターとして、20年にわたるスペインバルセロナ在、奥様はスペインの方で、たまたま、日本のご両親のケアのため帰国中の方も顔を出してくださる予定です。
彼の目から見たスペインでの家族像、そして我々日本人の家族のありよう、その違いなど多様性をキーワードに、幅広く話し合う機会になることを期待しております。
◆生命倫理カフェ・ねりま 11月例会◆
●日時: 11月29日(日) 13時半~16時
●場所: 座・茶論(The Salon)
東京都練馬区南田中5-16-2
●話題: 新型コロナ禍における生活変化とこれから
(スペインバルセロナから見た日本の家族のカタチ)
●会費: 500円
みなさまへ
9月の例会は、リモート講義を聞いた後Zoomによる振り返りという内容でした。振り返りの話し合いは、はじめZoom接続に少しトラブったこともあったのですが、何とか無事に申込者全員と顔を合わせて、話し合いを行い、終了することができました。
この数か月リモートによる遠隔講座、授業がニューノーマルの形となった感がありますが、一方的に聴くだけではなく、発言者の顔を見ながら、双方向で話し合うことの必要性と有効性を試すこともできたように思います。
さて10月は顔を合わせ、じっくり話し合う、その場を座・茶論で実施したいと準備を進めてきました。ただ残念ながら話題提供者とのスケジュール調整がうまくいきませんでした。次回を楽しみにしていただきたいと思います。
そこで、先月に続いて、リモートオンライン講義&Zoom 振り返りに再挑戦をいたします。テーマも先月に続くもので、教育環境における昨今の変化と現状を考えてみたいと思います。
ご参加者は下記申し込み先から登録を済ませてください。またZoomの招待メールを振り返りの話し合いのためにお送りしますので、ご一報をいただければ幸いです。
◆生命倫理カフェ・ねりま 10月例会のご案内◆
テーマ: 学校によってつくられる「発達障害」~精神医療につながれる子どもたち~
オンライン講座参加&Zoomによる振り返り
日 時:2020/10/31(土) 14:00 ~ 17:00
講 師:嶋田和子先生
会 費:無料
申し込み先
https://select-type.com/ev/?ev=qa0i6-0yn1c
追伸: 「風は生きよという」「道草」の宍戸監督が10月6、7日の
NHKハートネットTVに出演されますので、お知らせをいたします。
みなさまへ
8月は、23日の例会に続き、30日にはその振り返りとして2回目の会を行いました。
ちょうど2014年設立から例会継続70回目にもあたり、また例会終了後ご参加者たちからいろいろな感想文やご意見などいただき、じっくりと話合ってみたいと思い、はじめて2週連続の実施となりました。ご参加者のみなさま、ありがとうございました。
3か月の休会後6月から、7月、8月と参加者も少しづつ増え、8月の例会では、初の試みとして
リモート参加者を入れての2元中継による実験会議も行いました。
場の活用とひとつながりをテーマに今年の残りの例会を企画していきたいと思っています。
さて 新型コロナによる新しい生活様式が習慣として染みつき、あちこちで目につくようになりました。一番気になるのが、マスクの登場です。
顔を隠すことによる表情の表出遮断、言葉かけの激減による感情表現の閉鎖、表現はきついですが、子どもたちへのこれからの影響が懸念されます。
一枚のマスクによって、身体がもつ大切な機能の一部が不活発化する方向へ急速に流れていくように感じるのです。
さて9月の例会は、上記の課題を踏まえ、下記の講演会へオンラインによる参加をすることといたしました。ご参加者はご自身で登録後、特に2部からの参加をお願いし、合わせて、終了後の16時半より40分間、こちらのZoomに切り替えて振り返りをしたいと思います。
以下の内容ですが、申し込みおよび講演2からの参加を例会といたします。
*************************************
https://select-type.com/ev/?ev=Yet3fCxIw88
「新しい日常」とインクルージョンの課題 1
―「ソーシャル・ディスタンス」という壁―(仮)
〈概要〉
ポストコロナの社会に向けて「新しい日常」へのシフトが進む中、社会的マイノリティのニーズやリアリティはどれほど考慮されているだろうか。「ニューノーマル」という規範が新たな排除と抑圧の契機となる危険性を踏まえつつ、ポストコロナ時代における多様性の包摂に関わる課題を現場の実態を踏まえて議論したい。
第 1 回では、距離を取り、接触を避けるという「新しい生活様式」が、障害、言語・文化、家庭環境等をはじめ多様な特性や背景を持つ子どもたちが関わり合い学び合う「共在の場」としての学校に何をもたらすことになるのかについて考える。
〈日時〉
2020 年 9 月 26 日(土) 14 時 00 分-16 時 30 分
〈プログラム〉
・発題:趣旨説明 星加良司(バリアフリー教育開発研究センター 准教授)
・講演 1 清水睦美(日本女子大学人間社会学部 教授)
・講演 2 藤江康彦(東京大学教育学研究科 教授)
・ディスカッション
**************************************************
16時半終了後、参加者には別途Zoomへのアクセスを
お知らせいたしますので、40分ほど顔の見える状況で
意見交換や話し合いをしたいと思います。
ご参加者はお知らせをいただければ、当日のZoomへ
参加いただけるアドレスをお知らせいたします。
みなさま
やっと長梅雨が明けたと思ったら、連日30度超えの夏日到来です。例年の行事でもあるお盆里帰りのラッシュもなく、今年は過行く夏を地元で過ごすことになりそうです。
さて先月は、初参加の方が多く集まり、にぎやかな会となりました。高島平団地をモデルケースにコミュニティの形成から変容、現在の社会へとつながる力の入ったまとめを作成していただきました。
話題提供をしてくださった近藤さまありがとうございます。
さて8月例会では、たまたま7月例会後半で話題になりましたALS患者への自殺ほう助事件をみなさまと考えてみたいと思います。
当会とも関係が深い小児がん外科医松永先生もブログに早々と取り上げておられます。
https://webronza.asahi.com/national/articles/2020072500008.html
「患者」と「生活者」、「対話」と「人間関係」というキーワードからこの事件を考え、己の生き方を見直す機会になればと思います。
ご参加いただける方は、ご一報の上、お越しください。
◆8月例会 内容◆
・日時: 8月23日(日) 14時~16時
・場所:「座・茶論」(The Salon)
〒177-0035東京都練馬区南田中5-16-2
℡03-3997-6210
・会費: 500円
みなさま
3か月のお休み後、27日に「座・茶論」にて例会を開催いたしました。初参加の方や久しぶりの方もおられましたが、2時から気が付いたら5時過ぎまで話し込んでおりました。一息入れて、2次会まで続いたことを考えるとこの間、人が群れること、集まり、話すことへの渇望感をこの空間が取り戻すべく働いてくれたのではと、再会の意義を感じました。
ご参加いただいたみなさまありがとうございます。
口火として私の方から、数枚のppt資料を用意し、新型コロナ禍による新たな気づきを「デジタル変革(6・8の講演会より)」と「生きる、いのち―「存在」をめぐって」(大学生の投稿)の両局面から話題提供をしました。
この時、議論後半から出てきた新しいコミュニティづくりについて、議論を次回で深めたいと思っています。そもそもの成り立ちから、現在、そしてこれから向かう社会への展望などを語り合いたいと思います。新型コロナは現在の人間社会の弱点への攻撃だと
指摘する方もおられます。だとすると我々の強みを議論しないわけにはいきません。
◆7月例会のご案内◆
日時: 7月26日(日)14時~16時
場所: 座・茶論
東京都練馬区南田中5-16-2
℡03-3997-6210
議題: コミュニティの誕生から現在まで、その盛衰を考える
話題提供者: 近藤和央さん
1950年大阪市生まれ、高島平在
東京写真大学(現:東京工芸大学)工学部写真工学科卒
料理写真カメラマン・コンピューター及びコンピュータグラフィックス関連エディター・ライター
ティーアップ・ショートピッチ映像企画制作などを手掛ける
古き良き時代を代表するコダクローム(Kodak Kodachrome)の色調・質感描写を再興する
フィルム・デジタルハイブリッドのShin-Kodachrome Projectを計画中
メールアドレス:kazu1222rimsub@gmail.com
会費: 500円
みなさま
私たちは今から9年前、2011年3月11日に東日本大震災の惨禍に襲われました。
そこから生まれ人々の口に上った言葉は、「絆」でした。
さて今回、新型コロナウィルス禍が運んできたものは、何なのだろうかと考えています。
在宅勤務によるテレワーク、3密を避けたソーシャルディスタンス、そして表情を隠すマスクやフェイスシールドといった横文字、その意味するものは「絆」からは程遠いものでした。
緊急事態宣言が解除された後も大手企業は、働き方において軒並み「今後も在宅が基本」を掲げました。
他人との距離も離すように、顔の表情もマスク常用で見せず、大声や笑い声、はてまた呼吸も仕切り越しに・・・。
あの出来事から10年近くの月日が経とうとしている今、私たちは一方の端から他方の端まで、
この半年で一気に運ばれてしまったことに気づき、唖然とします
さて3月から4、5月と休会をしておりました生命倫理カフェ・ねりまの例会ですが、6月から再開いたします。3密を喜んで提供します。
みなさまは3か月間どうお過ごしだったか、家に籠ることで、立ち止まることで、新たに見えてきたものは何か、今までの社会やこれからの社会に向けて考えること、できうればその思いを行動に移すことなど、久しぶりにみなさまと顔を突き合わせ、膝を交え、じっくりと話し合えたらと思っています。
当日は、世田谷区で循環型社会の実践を産官学協働で行い、2019年度グッドデザイン賞を受賞した
チャレンジプロジェクト関係の方もご参加予定ですので、今後の地域社会への視座の議論もこのあたりを入り口に、地域つながり具体例など、話題の一つにしたいと思っています。
https://tsutinokai.co.jp/news-soil/「みどりくんプロジェクト」がグッドデザイン賞/
https://www.g-mark.org/award/describe/49663
◆生命倫理カフェ・ねりま 6月例会◆
*日 時: 6月27日(土)14:00~16:00
*場 所: 座・茶論 (The Salon)
東京都練馬区南田中5-16-2 Tel.03-3997-6210
*議 題: 「密」vs「疎」~私たちにもたらすもの、新型コロナ禍総括~
*会 費: 500円(学生さんは無料です。)
新型コロナウィルス禍が問いかけていること
目に飛び込む若葉や若芽など、草木をはじめとしてすべての生き物がこの季節、あらたな息吹の時を迎える、生命の始まりのよき季節の到来とともに、全世界、全人類にとって非常事態ともいうべき災禍が襲ってきました。巧妙にできたウィルスが、グローバル化した社会を覆いつくすように、瞬時に日常の生活を壊しました。なすすべなく、日にちだけが過ぎていきます。これから先の漠然とした不安感が日々増す中、時が歩みを止めたかのように思えるこの時、今回の惨禍が我々に問いかけているものを考えてみたいと思います。
「鳥は空に、魚は海に、人は社会に」この言葉は、1970年代初め重度障害者が施設を飛び出し、自由に生きたいと訴えた時のスローガンです。外出規制要請にともなって自宅待機を余儀なくされ、仕事仲間との、街行く人々との距離が遠のいている今現在、まさしく“人は社会に”という言葉が、渇望とともに脳裏に深く焼き付きます。ICUから奇跡の復帰を果たした英国ジョンソン首相のメッセージではないですが、“社会はある。”を実感します。
その一方では、家族や兄弟姉妹、友人や知人、そしてご近所の方々といった身近な人々(一重円)との関係から始まり、仕事を通しての仲間たちなど(二重円)が自分を取り巻く環境、すなわち自分と社会とのかかわりが、少しずつ変わってきているように思います。
自宅近くの公園には、平日休日関係なく、一重円内の人々が集まってきています。緊密な関係のよき姿がそこに垣間見られます。子どもたちと遊ぶ親子、ゆっくりと歩を進める老夫婦、
恋人と思しき若き男女二人組の散歩姿やひとりベンチで本を広げ、読みふける人などです。すべてに共通して感じるのは、急ぐでもない、ゆったりとした時間が、彼らたちには流れていることです。今まで、急ぎすぎたのか、走り通しだったのか・・・、だけれども、いったいどこへ向かって・・・。そんな問いが逆に浮かび上がってきます。
一方で、社会人はどうでしょうか。TV会議やテレワークといった手段が講じられ、集まる場、議論する機会、協働でする作業といった顔を合わせるリアルな場が消滅しました。仕事の進め方が変わらざるを得ません。そうすると会社のありようにも変化が起こります。
文明の変化が、新型コロナウィルス禍がもたらす大きな出来事となる予感がします。
3月4月と続き、5月も例会はお休みとなります。もし、6月にみなさまとお目にかかれるようでしたら、それぞれの過ごしたこの半年、新型コロナウィルスの問いかけに対して、向き合ってみたいと思います。お体ご自愛の上、有意義にこの時をお過ごしください。
生命倫理カフェ・ねりま 森本陽子
みなさま
本来ならば人も自然も、息吹を吹き返す季節となりましたが、今年はその高揚感とは、まったく別な気持ちで迎えることとなりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「鳥は空に 魚は海に 人は社会に」と昨年秋実施したイベントの時に紹介させていただいた言葉ですが、“人は社会に”が、ことのほかむなしく響く今日この頃です。
濃密であった社会とは、自宅待機が要請され隔壁ができ、結果、疎遠がちな人々との関係が生まれ、これがいつまで続くか不安が募ります。
なんでもなかった日々の営みが遠のき、見たことのなかった風景が広がりつつあります。
さて、3月例会は中止とさせていただきましたが、引き続き4月も休会といたします。
改め、社会の課題を社会でみなさまと論ずる機会が訪れるよう、願っております。
みなさま
気持ちも季節も緩む春への突入かと思いきや、今年はまったく様子が違うようです。
今朝の新聞や知人からは、ここ練馬区内通所施設での初感染報告がありました。
本来ならば、冬の巣ごもりから解き放たれ、外へと向かうこの時期ですが、顔を合わせる機会が極力減ってきています。なおさら、という気持ちもあったのですが、今月22日に予定をしておりました例会を、藤森さんともご相談し、中止とさせていただきたいと思います。
さて別件です。残念なお知らせだけでは申し訳なく、みなさまに試していただきたいZOOMシステムのご紹介をいたします。
先日数名で実施をして、とても便利かつ有用なツールかと思いました。会うことなく、会議が簡単にでき、かつ手元資料など参加者全員で手を入れ、直し、議論がその場でできるという優れものです。
カメラ画像の有り無しも選択可能、顔の背景も自由に変更でき、ストレスなく会議参加ができます。
もし、参加してみたいという方がおられましたら、ご連絡ください。招待メールを送りますので、日時を決めて、TV会議をしましょう。スマホ、タブレットの方は、ソフトのダウンロードが必要かと思いますが、パソコン参加の方は、とっても簡単です。
では、みなさましばらくは自宅での時間を有意義にお過ごしください。
またお目にかかる日を楽しみにしております。
みなさま
日本国中、いや世界中でコロナウイルスニュースでもちきりの日々ですが、みなさまどうお過ごしでしょうか。
この事態に今、直下型地震が起こったら、目も当てられないと最大級の危惧の念を抱く人々がおりますが、まったくその通りと内心穏やかではありません。
まさしく3月を前にして春、通しの感を強くします。
さて、2月例会は、いろいろとハプニングがある中で、ひとつとてもうれしい出来事のご報告です。
昨年の大型イベント以来のご参加者、藤森紀子さんが大型車に車椅子を載せてご自分で運転をし、ご参加くださいました。それだけでもとても積極的な方だなと印象を強くもったのですが、なんとご自身のことをお話になること1時間、いや2時間・・・、その間、聞く側は、笑い転げるやら吹き出すやら、大病を患い、一時は介護認定5までになられた方のお話とはとても思えない盛り上がりでした。
しかしながら、笑ってばかりはいられません。あまり見ることのなかった医療福祉の現場が抱える実情を赤裸々に、またその課題を見事に浮き上がらせ、大変気づくことの多い時間となりました。
そこで、ぜひご参加いただけなかったみなさまにも聞いていただきたいと3月例会の話題提供を改めお願いをいたしました。
彼女の生き方、過ごし方からは、今医療、介護、ケアの分野で行政が抱える課題や問題点に気づかせていただき、そして、それでもなお極めて積極的な生き方が可能であることを知らされます。
永らえる命を手に入れた現代において、これからの命に寄り添う現場を藤森式トークで大いに語っていただきましょう。
◆生命倫理カフェ・ねりま 3月例会のご案内◆
●日時: 3月22日(日) 2時~4時
●場所: 練馬区 区立産業プラザ ココネリ 3F 多目的室2
*会場は以前のココネリですので、お間違えないように
●話題提供者: 藤森紀子さん
プロフィール: 児童福祉科卒業後、養護施設、幼稚園勤務を経て、2019年からは一人暮らし。
ご長男は知的障害ある自閉症。2004年~2018年練馬区知的障害者相談員。 2007年東京都社会貢献型後見人3期生。
2008年乳癌手術、術後治療薬副作用での様々な病気を発症する。特定疾病での介護保険の利用を開始、2015年より
車いす生活。
●議題: 私が体験した医療・介護・ケアの現場話
●会費: 500円
みなさま
底冷えの日があったと思ったら、翌日は3月下旬の温かさに、今年はどうも・・・、といささか戸惑う日々を過ごしておられる方々が
多いのではないでしょうか。
1月例会が無事終了いたしました。「座・茶論」が活気あふれる場、時間の経過も忘れて、じっくりと話し合う場となっていたように
思います。2時から開始した会も、気が付いたら夕刻6時近くになっていました。
一見して、「時間」というと極めて曖昧模糊、とらえどころがない存在かと思いますが、杉原さんの分かり易く、また自分の中で
咀嚼し、納得するまでの時間をゆっくりかけての進行は、考える自分と対峙することができ、それを共有したみなさまとの時間を
満喫することができました。
さて、引き続き2月例会のご案内をいたします。場所は同じ「座・茶論」、進行役は、大江亮一さんにお願いしました。テーマも「時間」とのつながりが極めて強い話題です。
人生100年時代、トラック2周目に少し焦点を当てています。
「1周目、社会が自分に役割を与え、2周目は自分で役割を考え、自分らしい生き方を決めないと・・・」先日の新聞コラムにありました。
そこで、自分が今どこを走っているのか、考える時を持ちたいと思います。まさしく自分らしい生き方を実践しておられる大江さんに、ゴールから逆走し、話題提供と進行役をお願いしました。
◆生命倫理カフェ・ねりま 2月例会のご案内◆
日時: 2月22日(土) 14:00~16:00
場所: 座・茶論
話題: 「死を語り、生を考える」(「ストレートだけど五木寛之風に」と大江さんからのコメントです。)
進行役:大江亮一さん
プロフィール: 編集者、ライター、介護職員。世田谷区で区立公園のマネージメント及び都市農業に関する活動をボランティアで行う。
会費: 500円
(大江さんからのコメント パート2)
死=生です。
死を見つめることは、生を考えることです。
話しが「自分はこれからどう生きるか、どう生きたいか」に展開していくといいですね。
参加者同士の絆が深まると思います。
「死と生」について啓発された本や言葉を持ち寄るのもいいかも知れませんね。
みなさまのご参加をお待ちしております。
みなさま
令和元年が過ぎようとしています。みなさまにとり、今年はどういう年でしたでしょうか。
先日この一年を振り返り、改装後誕生したわが家「座・茶論」(The Salon)にて、12月例会&忘年会を行いました。小雨模様の中、お集まりいただきましたみなさま、ありがとうございました。居心地、雰囲気はいかがでしたでしょうか。
そこへ行きたくなる場、そこに居る幸せを感じる場に少しでも近いかなと思っていただけたら、何よりです。またそうなるよう、期待をした工務店さんとの出会いでもありました。「造夢空間」の屋号がそのまま、希望のカタチへと導いてくれたようにも思います。
人が集まり、言葉が弾み、また新たなつながりが生まれる場、さて来年はここにどんな話題が生まれ、どんな人々が足を運んでくれるのでしょうか。期待が膨らみます。
2014年スタートをした「生命倫理カフェ・ねりま」も丸5年を過ぎ、少し形を変えてみたいと思っています。器は、「座・茶論」、中身はこれから集まるみなさまのお持ちになる話題です。
新春の初会合は、26日(日)14時よりを予定しております。話題提供者は、杉原学さん
「時間をめぐる諸相」~都市でのつながりと時間~興味あるお話をいただく予定です。
杉原 学(すぎはら まなぶ)さんプロフィール:
1977年生大阪まれ。四天王寺国際仏教大学中退。4年間のフリーター生活を経て、株式会社日本経済広告社にコピーライターとして入社。5年半で退社し、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了、博士課程中退。哲学専攻。現在は「時間と人間との関係」について研究中。単著に杉原白秋著『考えない論』(アルマット/幻冬舎)、共著に内山節編著『半市場経済』(第三章「存在感のある時間を求めて」執筆、角川新書)など。日本時間学会会員。世界で最も非生産的な会議「高等遊民会議」世話人。
それでは、みなさま今年一年お付き合いをいただきまして、ありがとうございました。
よい年をお迎えくださいますように。
「座・茶論」(The Salon)主宰 森本陽子
みなさま
当会とも少なからずご縁のある中村哲医師がアフガン武装勢力に襲撃され命を落とされました。
練馬ココネリで何回がお目にかかったことがありますが、朴訥なお人柄と利他の精神そのものを行動の基本にしたまっすぐな信念の太さに圧倒されたことを記憶しています。
ご冥福を心からお祈りしたいと思います。
さて令和元年も残すところあとわずかとなってきました。今年一年は、みなさまにとりどういう年だったでしょうか。
今年の例会は12時より会場を抑えておりますので、少し早めのクリスマス&忘年会としたいと思います。
会費内で一品何かお持ちください。みなさまでシェアをしながら振り返りをしたいと思います。ただ、午後一杯という長丁場でもありますので、ひとつお願いがあります。
今年一年で一番心に残った写真、言葉、書籍、報道記事などお持ちいただき、みなさまにご披露していただきたいと思います。
お題は、「私の今年の2大ニュース」
特にこれといってないし、ちょっと荷が重いという方は、2品お持ちいただくことで、無罪放免、聞き役に徹していただくことも。
人数によっては、ココネリではなく、自宅改築後の「茶論」(サロン)にて初会合となるかもしれません。ご参加いただける方は、早めにご返事を
いただければ幸いです。
◆生命倫理カフェ・ねりま 12月例会◆
・日時:12月22日(日)午後12時より~
・場所:練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
あるいは、自宅「座・茶論」(The Salon)にて
・議題:この一枚、この言葉、この記事、この出来事などなど
私にとってのこの一年
・会費:500円(お食事として、何か一品の代金)
*ご参加の有無をお知らせください。人数によって会場を決めたいと思います
みなさま
11月に入り、早くも今年の振り返りや、来季への思いなどが人々の話題に乗る時期となりました。
3回目のイベントを終了後、この5年間の活動を振り返ると、出会いのきっかけをつくってくださった医師 松永正訓さんを忘れることができません。
つい先日、以下のように先生よりうれしいお知らせをいただきました。
本日、少しうれしいことが、いや、かなりうれしいことがありました。
昨年出版した『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』が、
第8回日本医学ジャーナリスト協会賞・大賞を受賞しました。
近々日本記者クラブで、記念講演会が行われます。当会とも少なからずご縁がある松永先生の益々のご活躍を祈念しつつ、
合わせて今後の医学や社会環境への影響力に期待を強くしているところです。
さて、今月の例会は、久しぶりに遠足講座といたします。
長く山森さんのご専門である生命科学分野のゲノム編集について学ぶ機会を設けてきました。今回は、日本学術会議での以下の
講演会に参加し、その学びを深めたいと思っております。
◆生命倫理カフェ・ねりま 11月例会のご案内◆
「ゲノム編集技術のヒト胚等への応用について考える」
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/280-s-1124.pdf
日時: 11月24日(日)13時~17時
場所: 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
費用: 無料
場所は、乃木坂駅1分となります。
申込みが必要となりますので、参加可能な方はご一報ください。
みなさま
10月に入り、すっかり秋らしくと言いたいところですが、連日30度近い夏日がしっかり続いております。地球規模での温暖化が示す異変の一端でしょうか。
突然ですが、20,840人、この数字が何を表すものか?2018年度自殺者数です。ピーク時の3万人から減ってはきているものの、若年層のそれは上昇傾向をたどっています。 日本の若者の4人に1人が自殺を考えたことがあり、10人に1人が自殺未遂経験者。異変は、自然のみならず、人間にも訪れています。
さて今月の話題提供は平林朋紀さんです。NPO法人再チャレンジ東京の理事長をされておられます。
http://www.jigyo-saisei.com/P03-jigyosaisei-info.html
活動のメインは、ずばり自殺防止活動です。特に小中学校への「道徳特別事業」はすでに、年間10校にも及びます。
いじめ防止標語やポスター募集、作文コンテストやゆるキャラ製作など多方面にその活動の幅を広げておられます。
「生命倫理カフェ・ねりま」も活動内容には、教育現場へのいのちの授業をという項目を掲げてはいるのですが、
今回は実績ある団体からの現場でのお話を聴く、大変よい機会となるように思います。
◆生命倫理カフェ・ねりま 10月例会のご案内◆
・日時: 10月27日(日) 14時~16時
・場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 多目的室 2
・議題: 「Stopいじめ!No more自殺!」
~こころの健全とからだの健康~
・会費: 500円(会場代、お茶菓子代として)
みなさま
この春から準備をしてきました3回目となるイベントが9月8日(日)と迫ってきました。
今回は、今までと違い当会単独主催ではなく、多くの団体と協働作業をしながら、この日を迎えます。
おかげさまで、会場132席満席の状態で、当日を迎えられそうな気配です。みなさまのご協力、ご支援、本当にありがとうございます。
「道草」は、ここ練馬の石神井公園や石神井川沿いが、彼らの散歩道、毎日の生活の舞台ともなっており、地元での勢いある開催となりそうな様子に、
関係者一同、ホッとしているところでもあります。
重度知的障害者や自閉症者の自立という、地味目な映画ながら、これだけの人々が感心を持たれたこと自体、驚きとともに今の社会が抱える課題が透けて見えるようでもあります。
遠く監督宍戸さんの居住地福島からのお申込みもいただきました。また町田や狛江、入間市からも足を運んでくださる方がおられます。
さて今月の例会は、このイベントを振り返り、いただいたアンケート内容や「道草ノート」に綴られた言葉をみなさまと共有したいと思います。
映画「道草」を見られ、シンポジウムでの対話の時間を過ごし、思いを受け止める道草ノートには、どんな気持ちが記されているのでしょうか。
◆生命倫理カフェ・ねりま 9月例会◆
日時: 9月21日(土) 14時~16時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 3F 多目的室 2
議題: 9月8日3回目のイベント振り返り
アンケートや道草ノートから見えてくる映画によせる気持ち
会費: 500円(部屋代、お茶菓子代として)
*資料の準備がありますので、ご参加いただける方は事前にお知らせください。
みなさま
まだずいぶんと先かと思っていましたが、いよいよ当会の3回目のイベント開催日が近づいてきました。
単独主催の今までとは違い、「ちぃねり」はじめ「NPO法人障がい児・者の学びを保障する会」、「NPO法人ふらじゃいる」や社協の面々と、多くの団体や関係する人々のご協力を得ながら、参加者集めをしてまいりました。
事前申し込みで50名を越え、中には福島在の方からのお申込みもありました。あと一息と汗を流しております。
長い人生の歩き方を考える時、「道草」的生き方、その道程で出会う様々な人々との関係など、いつもと違う局面から、また今まで視野に入らなかった景色などから、気づくことがあるように思います。
さて今月の例会日8月25日(日)は、イベント準備のため最終作業打合せ日としたいと思います。
暑い毎日ではございますが、ご参集いただければ幸いです。
◆8月例会 お知らせ◆
日時: 8月25日(日)13時~17時
場所: ココネリ 3F 多目的室 2
参加費: とくになし。お茶菓子なしですが、差し入れ歓迎。
イベント開催前最後の打合せとなりますので、当日スタッフに手を挙げられました方々にはご参加くださいますようにお願いいたします。
みなさま
うっとうしい梅雨空が続いておりますが、お変わりございませんか。
当会も8月を迎えますと、設立から丸5年が経ちます。一区切りでもあり、またこれからの5年に向けて、新たな気持ちを持ち、新たな人たちを交え、社会の変容に臆せず、課題を共有していく姿勢を持ち続けたいと思っています。
“地域”を自分とは関係ないところへ押しやらず、もう一度その力を、魅力を、つながる力を、蘇らせることが、この会の学びを通してできればうれしく思います。
さて9月8日に開催される「道草」映画上映会&シンポジウムも関係者のご協力により、少しづつ話題に乗り始めたように感じます。
実施主体としては、「障害」について学びたいと思い、当事者から話をうかがう機会を設けました。
今月はお二人の方、それぞれが障害をお持ちですが、若手実践家として新たな活動団体をつくられ、地域活動を開始されるなど、積極的に地域へ飛び出しておられます。
彼らの身体には障害があろうとも、物事にまっすぐな姿勢、器機を使い、不自由ながらも、自分に正直な言動には、深く胸を打たれます。
みなさまには、ぜひご参加いただき、彼らとの対話に耳と目を傾けてください。そこから生み出される変化に、期待します。
資料準備の関係上、ご参加いただける方は、ご連絡をくださいますように。
◆生命倫理カフェ・ねりま 7月例会◆
日時: 7月28日(日)14:00~16:00
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室 2
テーマ:「地域の中で生きていく」~障害者の視点から~
話題提供者: 大江 崚太さん・加藤 舞さん
会費: 500円(会場代、お茶菓子代として)
プロフィール:
大江崚太さん:重度の脳性麻痺がありながらも、地域で普通教育を受け、ルーテル学院大で福祉を学んでこられた。四肢の障害の他、話し言葉に重い障害をもたれるが、幼児期からサウンズアンドシンボルズを、小学校入学前にはトーキングエイドを使用し、積極的に、行動的に地域で活動中。今年1月、加藤舞さんと「ユニラボねりま」を立ち上げる。趣味は、読書・野球観戦(ドラゴンズ、ライオンズ、NTTなど)や落語を聴くことととても多彩です。
加藤 舞さん:23歳。社会福祉士。大江さんの大学の後輩。大学卒業後に大江さんと知り合う。大江さんがされている活動を一緒にしたいと思い、「ユニラボねりま」の設立に合わせ、副代表に。現在はその活動の傍ら、ヘルパーさんに入ってもらい、自立生活を目標に自身の行動の幅を広げている。音楽が趣味で、特にJ-Popを聴くことが多い。最近はよく映画鑑賞にもヘルパーさんと一緒にでかけるなど、活動的な一面も。
みなさま
当会にとりまして3回目となる映画「道草」上映会&シンポジウムのフライヤーが、関係者のご努力でやっと印刷に回すことができました。
そこで、今月の例会は、みなさまにお集まりいただき、映画試写会を行い、シンポジウムに向けて、方向性を固めていきたいと思っております。
ここ石神井公園や川沿いが舞台となる「道草」、映画の前評判も上々との声もあちこちから聞こえております。重度知的障害者や自閉症者の自立、それを支える家族や24時間ヘルパーさんたちの日常生活から、私たちはうちに眠っている何かを呼び覚まされる感じをもちます。
映画上映後、感想を含め、少しみなさまとテーブルを囲み、話合いたいと思いますので、長めの時間を確保しました。
ぜひ、ご参加くださいますように。また、当日にはチラシができているかと思いますので、お知り合いや、ご興味をもたれる方々へ、お知らせをいただければ、嬉しく思います、ご参加の方は、ご一報の上、お越しください。
◆生命倫理カフェ・ねりま 6月例会◆
日時: 6月23日(日)13時~16時(上映開始13時半)
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 3F 多目的室 2
内容: 「道草」試写会&みなさまとトーク
参加費: 500円(会場代、お茶菓子代として)
みなさまへ
4月の例会には、この会がスタートしたころ今から5年ほど前にお見えになった方が、久しぶりにご参加くださいました。NPO法人障がい児・者の学びを保障する会の大森さんが話題提供ということで、駆けつけられたのだと思います。
当会が継続してきた力かなとうれしく思う反面、間違いなく、参加してよかったと思われたのではないでしょうか。
すばらしい内容をご披露いただきました。
その後の雑談も彼女を囲み、ロビーで1時間半ほど行われるなど、活気と熱気があふれる会となりました。改め話題提供をしてくださった大森さんには深く感謝いたします。
大森さんのプレゼンテーションは、発達過程における様々な課題や障害者たちの日常生活、学び続けたいという意欲やその可能性への提言など、大変示唆と気づきの多い内容でした。まず、知ることから、始まる、それを確認した日となりました。
さて障害者たちの生活を知ること、それをテーマにした「道草」の監督宍戸さんは、ドキュメンタリー映像作家伊勢真一氏に陶酔していることを会の常連メンバー大江さん(『シニア・コミュニティ』編集長)からお聞きしましたが、その伊勢氏の映画上映に合わせた試写会参加を5月の例会にしたいと思います。
◆生命倫理カフェ・ねりま 5月例会◆
日時: 5月30日(木)15時30分(100分)
場所: 渋谷ショウゲート試写室(渋谷区桜丘24-4)
東武富士ビル1F TEL 03-3406-9455
費用: 試写会にて無料
映画内容:脳性まひで寝たきり生活を強いられながらも介助の若者たちと触れ合い、ベッドの上で数々の短歌を詠む遠藤滋さんの姿を記録したドキュメンタリー。
監督は、遠藤さんとは学生時代の友人でもあり、1999年にも同じく遠藤さんの日々を追ったドキュメンタリー「えんとこ」を手がけた伊勢真一。
脳性まひのため寝たきり生活を送りながらも、自ら介助者のネットワーク「えんとこ」(「遠藤のいるところ、縁のあるところ」の意)を組織した遠藤さん。
ベッドの上での生活は35年を過ぎ、障がいも進行していく中、遠藤さんは50代後半から短歌を詠むようになり、心の叫びを言葉に託す日々を送る。そんな彼と介助者たちの心の交流を通して、ありのままの命を生かし合いながら生きる人々の姿を浮かび上がらせる。(イセフィルム映画紹介より)
なお、ご参加いただける方は、ご一報ください。
みなさま
桜吹雪も一段落し、石神井公園駅までの道にはびっしりと桜色絨毯が敷かれています。
今年は、地元はもとより府中近辺の海棠や枝垂れ桜など友人たちと楽しむことができました。みなさまはいかがでしたか。
さて3月例会から一気に映画「道草」上映会とシンポジウムの3回目の企画が動きだしています。
9月8日(日)午後、石神井公園区民交流センター(駅隣接の超高層ビル2F)を抑えました。収容人数は今までの倍200名ほどの規模となります。
今年は2014年設立から5年目の節目にもあたり、他団体との協働作業をベースに企画を進める予定でいます。
9日には、早速一回目の企画会議を行いました。その際、いろいろと議論されたのが、タイトルを含めて遡及対象の絞り込みや料金体系、また障害者たちの
日常生活や家族との実際はどうなの?といったことなどなどです。
障害をお持ちの方といっても、私たちはどうとらえてよいのか、そもそも障害とは何を指して言うのか・・・そんな基本的な話題も議論に上がりました。
そこで一度、障害者たちの学びの場を運営しておられ、つい最近練馬区高松にある農園レストランを改装して、学びの場 「More Time ねりま」を開所されたばかりの大森梓さんに話題提供をしていただき、協働での企画に向けて議論をしていきたいと思います。
開所日6日に私も駆けつけましたが、何と明るい、何と元気なみなさまたちなのでしょうか。むしろ空間を暗くし、滞った空気にしているのは、普通の人と言われる
私たちの方だったのかもしれません。
以下、大型連休突入初日となりますが、大勢のみなさまのご参加を期待しております。
3月の話題提供をしてくださった菅原さん、そして今回の大森さんどちらもお若く、福祉関係者という私たちの頭にこびりついた旧来のイメージとはまったく逆のスマートな今風若者たちであることが福祉業界にも新しい風が吹いてきているように感じさせてくれます。
9日に企画タイトルが議論されました。その際に話題として提供させていただいたのが、とてもインパクトある書籍タイトルでした。
お時間のあるときにでもお読みください。
「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した」
https://www.businessinsider.jp/post-188059
課題に一直線に向かうのではなく、例えば今回の映画タイトル「道草」がわれわれに語りかけ、強引ではなく、優しさを携えながらも、何かへ・どこかへと
誘ってくれているような、そんなイベントになるよう、ふさわしいタイトルを生み出したいと思います。お知恵をください。
◆生命倫理カフェ・ねりま 4月例会◆
日時: 4月27日15時~17時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
話題: 大森 梓さん「彼らとともに学ぶということ」
会費:500円(会場代、茶菓子代として)
自己紹介:子育て歴20年、男の子4人の母。大学生。支援教育専門士(F)。
個性派揃いの子どもたちの育児を通して、彼らの生きづらさに象徴される様々な社会的課題に直面する。
任意団体「ままのがっこ」の立上げ、親が子どもそれぞれの課題について学ぶ場をつくる活動を始める。
その後、教員OG/OBらとNPO法人を設立。多様な人と関わり合うことで自分が成長してきたことの経験から、
誰にでもその機会が必要であると考え、 固定概念に捉われない様々な学びの場をつくる活動を目指す。
『気付いた人の責任』がモットー。
みなさまへ
3月の声を聴くとなぜか、心騒ぎ、気持ちが昂る人も多いのではないでしょうか。草木を始めとして、あらゆる生命体の新たな始まり、その鼓動が身近に感じられる季節到来でもあります。
さて先月のアイカム企画は精細な映像で人体の深部を覗くという大変面白い体験ができました。以下のホームページに当日の報告と参加感想文など記載されておりますので、ご覧ください。
http://www.icam.co.jp/ja/dome/events_07.html
http://www.icam.co.jp/ja/dome/events_07_02.html
今月の例会のお知らせが遅くなりましたが、以下のお知らせをいたします。
「道草」映画上映の企画を共同で進める話が持ち上がっています。代表者は、地元練馬で、子どもたちや障害者との日常生活をしながら、長年数多くの体験をしてこられ、現在も奮闘しておられる方です。まずは、現在の活動内容などお話をいただき、お互いをよりよく知り合う機会としたいと思い、話題提供をお願いしました。
実現すれば、他団体との初コラボレーション企画でもあり、今後どういう展開になるのか、興味がわいてきます。
多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
◆生命倫理カフェ・ねりま 3月例会◆
日時:3月31日(日)13時~15時
場所:練馬区区立産業会館 ココネリ3F 多目的室2
話題提供者: 菅原英倫さん
「地域をつくる」上映会in練馬 代表
特定非営利活動法人 ワーカーズコープ
練馬エリアマネジャー
テーマ:映画「道草」、そして私のみちくさについて
費用: 500円(会場代およびお茶菓子代)
菅原さんは爽やかなスポーツ青年の第一印象をお持ちですが、西表島3か月滞在など野人的一面もあり、また話題が多岐にわたり大変魅力的。どんな話が展開されるのか、興味がわきます。
また「道草」に登場するほとんどの人をご存じで、練馬区内の学童施設や重度障害者ケアの現場で活躍中です。現場からの声にはきっと新たな発見と気づきがあるかと思います。
みなさま
今年に入ってのインフルエンザ蔓延は異常ともいえる広がりをみせています。ウイルス感染と人間の身体は一体どうなっているのでしょうか。
さて先月は、新たに「子どもを分けない教育を考える会」の代表者がお見えになりました。桜台地域集会所を定例会の場として、障害がある子も通常学級で学ぶ活動を長年にわたり進めておられます。
気になって近くの区立小学校のクラス編成を調べてみましたら、17クラス中5クラスが特別クラスで、障害があっても普通に学び合うことが
実践されていました。小さい時から、みんな一緒に学ぶ、その意義は高いように感じます。
2月例会日は24日(日)となっていますが、ご都合が付く方がおられましたら、前日の23日(土)に板橋で開催される映画イベントに参加をしたいと思います。他団体の活動との協働の一環として、昨年9月に実施した自分のDNAを実際に見る実験企画の第2弾でもあります。
以下、その詳細です。
「30の映画で探る“いのち”の今」http://www.icam.co.jp/ja/dome/events.html
多彩な細胞の協奏として呼吸を理解する 肺炎の脅威にも目を向けて
ちなみに
第1回 ガンをみる、がんを語る → こちら
第2回 腸内フローラ その共生の姿を探る → こちら
第3回 発生・遺伝・染色体 アイカムの原点ここにあり → こちら
第4回 アレルギーと炎症 細胞映像で謎に迫る → こちら
第5回 歴史の中の医療、そして細胞空間からみた宇宙の中の生命
と興味ある「いのちと科学」をテーマにした映画イベントを
今まで開催してきています。
◆生命倫理カフェ・ねりま 2月例会前日 イベント◆
日時: 2月23日(土)15:00~17:30
場所: (株)アイカム 板橋区大山東町38-8
会費: 1000円
なお、事前申し込みが必要ですので、参加可能な方は上記ホームページよりお申込みの上、当日会場でお会いしたいと思います。
また、翌日24日(日)14時~16時は通常の情報交換日として多目的室 1を確保しておりますので、ご都合がつく方はぜひご参集ください。
近況報告や今年の動きなどを中心に話し合いたいと思います。
新年あけましておめでとうございます
明るい初春の陽射しが降り注ぐお正月、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
当会も2014年8月発足以来5年目に入り、その間毎月の例会の他、ほぼ2年ごとの大きなイベントを2回開催してまいりました。
昨年は残念ながら3度目の企画を実施する機会がなく、今年前半で計画をしたいと思っているところです。
「風は生きよという」でご縁をいただいた宍戸監督が、2作目のドキュメンタリー映画「道草」を昨年末に完成させました。
重度知的障碍者と自閉症者、その家族と24時間自宅での生活を支援するヘルパーさんたちの日常生活を追っています。
登場人物4人の内のお一人が大泉在で、日々の散歩道がここ石神井公園や石神井川ほとりであったり、また
登場するヘルパーさんたちが、練馬区介護人材派遣センタースタッフであったりと舞台が我が町でもあります。
そんなご縁を活かし、この映画を真ん中にシンポジウムが企画できないかを、みなさまと考えていきたいと思っています。
「・・・関わることはしんどい。けど、関わらなくなることで私たちは縮む。
だから人はまた、人に近づいていく。」
はみ出していく。よし、はみ出していこう。(チラシ紹介文から)
「道草」が気づかせ、教え、人にやさしくなる、そんな時間をみなさまと共有したいと思います。
◆生命倫理カフェ・ねりま 1月例会◆
日時: 1月19日(土)15時~17時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
議題: 今年3回目のイベントについて
「道草」情報の共有と企画内容の話し合い
会費: 500円(会場費、お茶菓子代として)
みなさまのご参加をお待ちしております。
開始時間はいつもと違いますので、ご注意ください。
みなさまへ
昨日の新聞に茨城県かすみがうら市の小学生の投稿記事「森を大切にしたい」が載っていました。
「虫をとっていた所にソーラーパネルが
置かれてしまったのです。動物や虫のすみかが
なくなります。ぼくたち子どもが遊べなくなるのも困るし、
すべての生き物の命を大切にしたいのです。」
ところで426戸 209ha、24.1%・・・何の数字でしょうか?
答えは、練馬区内の農家の数、23区内一位の農地面積、緑被率です。
日本固有の常緑樹スギの年間Co²吸収量は、1本あたり14g、逆に、人ひとりが呼吸するだけで年間280g。なんと、スギ20本分です。
大正時代から現代まで、東京はこの100年間で、3.2℃上昇、一方地球は100年ごとに0.85℃上昇しています。このままだと今後4.8℃まで上がることが予想され、そうすると海面は82cmアップ、恐ろしい結果も現実のものに・・・。
こうした数字を伴ったみどりと自然の話題が次々と飛び出す佐藤 勝彦さんに話題提供をお願いしました。とにかく、物知り、しかも行動力抜群の方でもあります。
みどりと自然から見えてくる地元練馬、足元から考える時間を持ちたいと思います。
生命に学び直す。それが今の私たちには必要なのです。
そして新年度を迎え、新しい自分なりの道、みどりと自然を視野に入れながら、つくっていければよいなと思っています。
◆生命倫理カフェ・ねりま 12月例会のお知らせ◆
日時: 12月1日(土)14時~16時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
話題: 「練馬のみどりについて」
講師: 佐藤勝彦さん
プロフィール: 元練馬みどりの機構理事
練馬区安全・安心協議会委員
練馬区民環境行動連絡会副会長
練馬区植樹推進会相談役
会費: 500円(会場代・お茶菓子代として)
とにかく、話題豊富、面白い方です。たくさんの気づきを
いただけること間違いなしです。ふるってご参加ください。
みなさまへ
アッという間にもう11月も半ばになってしまいました。残り月日を数え始める時期でもあります。
さて10月の例会では、私の方から事前にTVで放送された「乱反射」を話題提供としてお話させていただきました。テーマは日常いたるところにある「誰にでも心当たりのある小さな罪、その連鎖。結果として小さな男の子の命が奪われました。ひさしぶりに見応えのあるドラマに出会えました。
またグーグルが「AI利用の原則として兵器には使わない方針」を取り上げ、実際にはかなり進んでいるかと思われる実戦想定のロボットの数々を知る機会も参加者から学ばせていただきました。
人と同様、それ以上の動きをするロボットを見ていると、戦闘シーンと平和利用の境目がどうしてもあいまいになってしまいます。
さて今月は会場を抑えることができず、次回は12月1日(土)を予定しております。おって詳細をお知らせする予定でおります。
そんなこともあり、直前のお知らせで恐縮ですが、外での勉強会の情報をお知らせいたします。お時間が許せる方で、ご参加希望者がおられましたら、
直接以下の申込み先にご連絡ください。
11月19日(月)「ガンゲノム医療について考えよう」
14時~16時 国立がん研究センター
https://www.ncc.go.jp/jp/information/event/2018/20181024/index.html
では、お風邪などひかないよう体調管理をお願いします。
私は、ン10年ぶりに微熱(1日だけ)を発症、今年は咳風邪?
みなさま
10月に入って早くも一週間が過ぎようとし、残り月を数えるようになってきました。
今夏の暑い日々を無事乗り切られたことと思います。
先月の自分のDNAを採取、眼で確認する作業は、とても新鮮な経験でもあり、ご参加者の満足度が極めて高い企画参加となりました。ご体験のみなさまありがとうございます。
さてあと3か月を切りましたが、今年を振り返るワークショップをしたいと思います。「まわし読み新聞」形式で、自分の新聞をつくります。
気になった記事(新聞・雑誌、その他)のコピーをご持参ください。それを台紙にのり付、短いコメントを書き、みなさんで共有します。
ご自分の考え方、立ち位置、言いたいことなど、発表の時間をしっかりとりたいと思います。おしゃべりのお好きな方、ご参加をお待ちしております。
◆生命倫理カフェ・ねりま 10月例会◆
日時: 10月28日(日)14:00~16:00
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 多目的室2
話題: まわし読み新聞形式のワークショップ
今年気になった話題記事、情報をお持ちください。(のりとボールペンより少し太めの筆記用具(サインペン)をお持ちください。
参加費: 500円(会場代、飲み物代)
みなさまへ
天候異変をもろに感じる今年の夏、また今日現在も最大級の台風上陸が報じられておりますが、お変わりなくお過ごしのことと思います。
8月の例会では、小林さんに働き方改革への問題提起をご主人さまとの別れをもとにお話いただきました。2時間の内容は、全体の流れ、構成のよさに加え、諸課題などを見事に入れ込み、家族とは、仕事とは、社会とはといったテーマを物語としてまとめられていました。
心深くまで届く、すばらしい例会となったことをご報告いたします。
また現在録画映像をアップする方向で検討をしておりますので、視聴が可能になりましたら、みなさまにもお知らせをする予定でおります。
さて今月の例会は、「ヒトゲノムを用いる実験教室 私たちのdna」参加を企画しました。
https://www.facebook.com/events/1887527368221313/
すい臓がんで亡くなったスティーブ・ジョッブス氏は、生前自身の遺伝子解析をして、どういった遺伝子ががんに変化するのかまでつきとめながらも、治療薬なしで、生還はできなかったのですが、自分のゲノム情報を調べて医療を受ける姿勢を示し、今後の医療のあり方を考える材料を残したといわれます。
今まで進めてきた座学だけではなく、実際の実験を体験しながら、自身のいのちの源をのぞいてみませんか。
◆生命倫理カフェ・ねりま 9月例会◆
「ご自分の口腔粘膜細胞からDNAを抽出し実験によりAlu配列というヒトに特徴的なDNA配列の分析を行います。ご自分のDNAを使って実験をしながら、DNAや遺伝子の働きを学び、生きていることの意味や生命の大切さについて、広く皆で考えてみませんか」
(くらしとバイオプラザ 21 より)
参加費:1,500円(くらしとバイオの会員は1,000円)を資料代として当日徴収します。
対象: 20歳以上(先着16名)。20歳未満でどうしても参加を希望される方は、ご相談ください。
講師 医学博士 大藤道衛 氏:東京大学医科学研究所 先端ゲノム医療基盤研究寄付研究部門 安井寛特任准教授
実験 ①口腔粘膜からのゲノム抽出 ②Alu配列の検出
日時: 9月22日(土)10:00~17:00
場所: 東京テクニカルカレッジ(東京都中野区東中野4-2-3)
主催:特定非営利活動法人くらしとバイオプラザ21、
共催:専門学校東京テクニカルカレッジ バイオテクノロジー科
協賛:特定非営利活動法人個人遺伝情報取扱協議会、バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社、
特定非営利活動法人 日本バイオ技術教育学会
*参加人数が限られておりますので、希望者は9月11日までにご連絡ください。一括して申込みをいたします。
*当初9月21日の例会をお知らせした方には、日にち変更をお詫びいたします。
みなさま
猛暑お見舞い申し上げます。
からだ中から吹き出し、したたり落ちる汗、汗、汗の毎日ですが、これからしばらくは、辛抱の日々が続く気配でもあります。
動き続けるからだに意識を向け、労わることも必要な時期でもありますが、懸案テーマを追う、そんなあたまのリズムも崩したくないとも思います。従いまして、夏休みなしで突っ走ろうと思います。
今までも何回かは当事者にお出ましいただき、話題提供をしていただいてきました。久しぶりに今回、猛暑真っ最中の時期に相応しい方にお出ましいただきます。
小林康子さんです。テーマは29日に閣議決定した働き方改革。
ここでも“生産性”という言葉が大臣の口からたびたび出てきていましたが、改め現代社会の“生産性”の意味も考えていきたいと思います。
詳しいプロフィールをご本人からいただきました。じっくりとお読みいただき、多くのみなさまにお集まりいただければ幸いです。
◆生命倫理カフェ・ねりま8月例会のお知らせ◆
日時: 8月25日(土)14時~16時
場所: 練馬区区立産業会館 ココネリ 多目的室2
テーマ: 過労自死遺族として15年目の夏を振り返る
~働き方改革に関連して~」
話題提供者: 小林康子さん
自己紹介: 2004年8月に夫を自死で亡くし、2006年に過労死と認定される。2男1女の母として社会に関心を向けながら生きている。こ
れまで遺族としての活動はあまり活発にしてこなかったが、昨年末からの国会における働き方改革関連法案に関連して、
国会傍聴や要請行動等の活動を行った。過労自死遺族として15回目の夏を迎え、今年の出来事を振り返り、人間が人間らしく
生きる未来を考え、現在を捉えたいと考えている。
1959年生まれ、看護師として看護業務に従事した後、専業主婦の期間を経て、専門学校・短大・大学の教員として介護福祉士の養成にあたる。医療的な科目及び介護技術等の科目を担当する。大学勤務のときにソーシャルワークについて学ぶ。また、介護者に対する医療的ケア教育の構築にも努めた。現在は社会福祉協議会の全国組織に所属し、介護職員実務者研修の通信教育に教員として従事している。
所属:神奈川過労死等を考える家族の会、東京過労死を考える家族の会、全国過労死を考える家族の会、NPO法人医療制
度研究会、中央福祉学院、日本在宅医療学会、看護師、介護教員、医療的ケア教員講習指導者、在宅医療インテグレーター、対人援助としてのスピリチュアルケア研修C修了
会費:500円(部屋代およびお茶菓子代として)
みなさまへ
赤い悪魔に立ち向かう青いサムライ、未明の闘いに日本列島が熱くなった一昨日でした。
世界ランキング3位と61位、予想を大幅に超える善戦は、際立ったチームプレイが支えながらも、一方では卓越した個人力の欠如という厚い壁が指摘されました。
さて、平成30年も折り返し地点を回り、いよいよ新年号の年明けが近づいています。この30年を振り返り、若者たちの
意識、行動、価値観から、今までの変遷を考えてみたいと思います。親、祖父母にあたる当事者として、あるいは一世代前の自分たちの親たちを考えて、平成の30年間を考えてみたいと思います。
話題提供は、森本がさせていただき、ご参加のみなさまとの活発な議論の引き金になればと思います。
なお、お時間のある方は、終了後大泉駅近く妙福寺境内にて行われる盆マルシェ(地元枝豆食べくらべもあり)に参加、
熱いトークを重ねたいと思いますので、ご参加表明をお願いいたします。
◆生命倫理カフェ・ねりま 7月例会◆
日時: 7月16日(月)祭日 13時半~15時半
その後大泉に移動
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 多目的室2
*盆マルシェ@妙福寺(16時半より住職によるお寺のツァーあり)
(15時~17時):地元野菜やパン・菓子、ワイン、雑貨の販売
(17時~ :「真夏の夜のマメ2018」¥1,000 枝豆9種プレートつき
話題: 平成30年を振り返る「現代若者考」
なお、例会と盆マルシェの枝豆参加の方は、予約を入れますので、事前にご連絡をください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
みなさまへ
5月例会は吉祥寺成蹊大学で上映された映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男その名は、カメジロー」(佐古忠彦監督、2017年)鑑賞しました。
その後舞台となった地、沖縄にちなんで、沖縄料理店で感想を話合う機会を持ちました。また話すだけではということで、参加された方の感想文を当会ホームページの例会報告欄にてご紹介をしております。
映画の強いインパクトも含め、みなさまのこころに印象深く残った一人男、不屈の精神の持ち主の生き方から、自分自身をまた今の社会を考えるよい機会となりました。
ホール会場満席という状況に、なぜか社会の閉塞感と現政治の停滞感払拭の願いが感じられました。信念・誠実・正直・利他・・・こんな言葉が、現実社会のありようとは別にこころに浮かんできました。
さて今月のご案内です。
信念という意味では、長年その専門性を深め、大学での学びや若手教育にも奮闘されておられる山森さんに、最近の知見を発表していただきます。
また来月例会(7月16日)は私が、「現代若者考」をみなさまと議論したいと思っております。8月例会(8月25日)は、小林康子さんによる働き方改革~当事者からの声(仮題)を予定しております。それ以降の話題提供希望者がおられましたら、ご連絡をいただきたいと思います。
◆生命倫理カフェ・ねりま 6月例会◆
日時: 6月30日(土)14時~16時
場所: 練馬区 区立産業プラザ ココネリ 多目的室 2
議題: 「生命科学の最新知識を学び、医療現場の今を理解しよう」
講師: 山森俊治さん
費用: 500円(会場代、お茶菓子代として)
講師コメント:
一昨年来から、生命科学分野技術の進歩に伴う生命倫理の課題等について話題提供してきた。これは、生命操作技術の進歩が、人間や社会および生活環境にも大きな影響を及ぼす場合が多くなってきており、将来、社会の安全が脅かされる出来事が起きうる危惧もあることから、一般市民も生命科学分野の先端技術を理解し、それに伴う生命倫理問題点について考える必要性を感じているためである。
代表的な生命科学分野の先端科学技術としてあげられるのはDNA を基盤とする分子生物学の発展から生まれたバイオテクノロジーである。現在までに遺伝子診断、遺伝子治療、クローン技術、ゲノム編集技術などが登場し、これらの技術が研究分野のみならず医療の現場に次々と導入されつつあり、将来、受精卵や胎児の遺伝子操作においても応用がなされる危惧がある。
問題を抱えた先端技術が社会に応用される前にその長所、短所を深く理解し、臨床応用に対し社会が適切な歯止 めをしていくという役割が求められている。しかしながら、このようなバイオテクノロジーの応用について一般市民が問題点を適切に理解し、洞察するために最低限必要な基礎的な知識の普及が十分ではないことが市民参加型の議論を発展させるためのハードルとなっていると推測される。特にバイオテクノロジーについては近年急速に発展し、高校理科(生物)で教科書に記載されるようになったのは比較的最近であること、および近年の理科離れが、一般市民への知識の普及・定着の遅れになっていると思われる。
6月の例会では、再度、遺伝子技術を基盤としたテクノロジーや生殖技術の簡単な解説を織り交ぜながら、出生前診断、着床前スクリーニング、ゲノム編集技術と生命倫理の課題についてポイントを復習した上で、最近の動向や新たな問題点について議論したい。
みなさま
「モリ・カケ・スパゲッティ・・・炭水化物系3問題」この言葉を聞いたのは今年に入ってから間もない時期だったと記憶しています。森友学園、加計学園、スーパーコンピューター詐欺事件をさした言葉だそうですが、いずれにも共通していると思えるのが、政治力と政治家資質、そして税金の使い道です。人はある種の力を手にするといつしか、己を見失い、ひいては他人が見えなくなる習性がついてまわるようです。
最近新聞の中でこんな表現に出会いました。
「他者と触れ合い、初めて知ることができる自分自身の死角と余白」
今年2回目となる遠足企画を5月例会にしたいと思います。場所は吉祥寺の成蹊大、テーマは極めて個性的かつ不屈の魂を貫いた男のドキュメンタリー映画です。日本の隣国では世界が注目する動きがみられる今月でもあり、当会の今まで取り上げたテーマの中では異色ですが、みなさまにお集まりいただき、ぶれない己の信念を生きる一人の男と触れ合い自分自身の死角と余白を考えてみたいと思います。それぞれの、次なる一歩のために・・・。
◆生命倫理カフェ・ねりま 5月例会
「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」 (佐古忠彦監督、2017年)
【日 時】5月26日 土曜日 午後2時~5時 (上映時間107分)
【会 場】成蹊大学4号館ホール(申込不要・入場無料・定員300名)
【解 説】池宮城陽子(アジア太平洋研究センター研究員)
【内 容】戦後の米国占領下の沖縄で米軍の圧政と闘った抵抗運動のシンボル、瀬長亀次郎の
信念を貫いた人生を追った作品。今の時代に見られない「政治家像」と「人物像」が見どころで、元内閣総理大臣佐藤栄作との本音をぶつけ合う国会答弁シーンは必見です。監督は「筑紫哲也NEWS23」元キャスターの佐古忠彦、テーマ音楽は坂本龍一、語りに名バイプレイヤー大杉漣。
映画特設ページはこちら→http://www.kamejiro.ayapro.ne.jp/
ご参加いただける方は、ご連絡ください。集合場所、方法を考えたいと思います。
みなさまへ
桜吹雪も一段落し、新年度が始まり、みなさまの想いも新たな4月となりました。
生命ある万物の循環を感じる瞬間でもあります。
さて最近私は、「精神腫瘍医」、「臨床宗教師」、これらの言葉に触れる機会がありました。「精神腫瘍医」は、1970年代ころからがん告知がなされるようになり、それにともない、当事者や家族を含めて、精神面でのケアを専門とする医療専門家を指す言葉ということを知りました。
また東北大震災後の医療福祉の現場からとくに必要とされ、東北大学に新たに設けられたのが、「臨床宗教師」養成講座です。特定の宗教に縛られず、また普及を目的としない宗教者の新たな働き分野でもあります。
いずれも、履修後は「認定」がつき、とくに若手医師や僧侶の新たな活躍が期待されています。病は身体だけではなく、こころにも及ぶことが、またお互いが密接に関係しあっていることが、基本的土台です。
今回の例会は2月の「ねりまつながるフェスタ」でご縁をいただき、この3月に聖路加国際病院のスピリチャルケアサポーター養成講座を受けられた久多良さんに話題提供をしていただきます。
なお命をめぐる学びのテーマのひとつは、「誕生」と「終わり」でもあります。
過去2回のイベントは命の誕生から始まり、障がいとともに普通に生きることを取り上げてきました。3回目となる今年の実施内容は、終わり方からのアプローチを考えています。これから向かう多死社会へ学び合う仲間たちとこのテーマをしばらく連続して考え、話合っていきたいと思います。
命の終わりからのアプローチは、今を生きることに大きく影響し、つながります。健康を維持し、使い切ること、そのために何をすべきかがその底流に流れているようにも思います。
多数のご参加と話合う仲間との出会いをお待ちしております。
◆4月例会のご案内◆
日時: 4月28日(土)14時~16時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
話題:「私の人生なんだったのかしら?」の問いに答えられますか…?
会費: 500円(会場代、お茶菓子代として)
久多良さんからのコメント:
3年前に「マインドフルネス」という瞑想に出会いました。聖路加病院で2016年9月から、ガン患者さんやそのご家族、一般の方に向けて
「マインドフルネス」を伝え、実践できる場を知り参加しました。
その時に高野山の尼僧でもあり、看護師をしている方の講演を聞く機会があり、「スピリチュアルケアサポーター養成講座」があることを知り、受講しました。
以下の内容で、みなさまと話合う機会になることを期待しています。
・介護、医療の現状とこれから
・時間軸で見る死
・終末期医療〜いのちの選択
・死生観を考える
・ガン患者の家族の心のケア
・相手も自分も二重丸の会話術
また継続して、看取りの時期に発生する問題、自然死、静かな看取りを妨げるもの、延命至上主義などのテーマでも話合いやワークショップ形式での場を持つ機会があるとよいと思っています。
みなさまへ
2月例会は、「練馬つながるフェスタ2018」で当会に興味を持たれた2名の方が新たに参加されました。熱心な議論になりましたこと感謝をしております。ホームページ「例会報告」に載せておりますので、ご覧いただければと思います。
さて、2月はやはりいつもより早く過ぎる感じがしますね。
早くも年度末3月がやってまいりました。春を待つ気持ちは心持ち高まり、みなさまそれぞれの今年の活動に、期待感が膨らむ季節でもあります。
今月の例会は、今まで例会に上がった話題を振り返り、「いのちをめぐる“語り場”」を考えてみたいと思います。
NHKハートネットTVは、ご覧になっていた方がおられると思います。20年ほど前に今を予見したかのように、ネット上に「生命操作」に関して
ケーススタディ30例を取り上げています。今回最新事例を入れた復刻版として事例が紹介されています。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/life
この中からいくつかのテーマをピックアップし、自分事としてみなさまとご一緒に語る場をつくってみたいと思います。
テーマにご興味をもたれ、語ることに参加を希望される方はぜひお越しください。
◆3月例会のご案内◆
日時: 3月17日(土) 14:00~16:00
場所: ココネリ多目的室 2
テーマ: いのちをめぐる”語り場“
「NHKハートネットTV 生命操作 ケーススタディ30」をもとに
費用: 500円(会場代、お茶菓子代として)
みなさま
一月の遠足企画、「病院の歴史から日本の医療を考える」は大変面白く、聴きごたえある内容でした。金城大学福永教授の52ページもの分厚い資料が一部手元にありますのでご興味のある方は、ご連絡ください。また主宰者佐藤さんの報告文をご了解を得て、当会のホームページに載せておりますので、合わせてご覧いただければと思います。
https://bioethicscafe-nerima.jimdo.com/%E4%BE%8B%E4%BC%9A%E5%A0%B1%E5%91%8A/
さて早くも2月となり、12日には練馬つながるフェスタ2018が開催され、当会もパネル展示で初参加をいたします。去年の第一回フェスタでは
54団体の参加、来場者1200名。今年は70団体を越える勢いのようです。
分野は環境、高齢障がい者関係、子ども・子育て、地域・国際交流、生活支援など広範囲に及びます。区内の活動団体の動向や活動内容に興味がある方はぜひ足をお運びください。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/event/chiiki/tunafes/tunafes.html
さて今月の例会のご案内です。
当会では過去2回イベントを2年ごとに実施してきました。夏前頃に予定する3回目となる大型イベント企画内容をみなさまと議論をしたいと思います。
病院の歴史に見られるように、病院の役割が大きく変わろうとしています。日本の医療の仕組みを抑えながら、地域包括ケアの今までとこれから、
自宅や施設、これからの住まい方や場所といったキーワードを中心にして、演者を考えていきたいと思います。また合わせて、通底にある生命倫理課題を抑えていくことも忘れないようにと思います。
みなさまのご参加と積極的ご意見をお待ちしています。
◆生命倫理カフェ・ねりま 2月例会のご案内◆
日時: 2月24日(土)14時~16時
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室 2
議題: 3回目となる今年のイベント内容につき議論
費用: 500円(会場費、茶菓代)
みなさま、明けましておめでとうございます。よいお正月をお過ごしになられたことと思います。
新年の新聞各紙からは平成30年の節目にあたり、来し方を振り返る特集が目につきました。
あと一年を残し、新年号とともに新たな時代へと向かう今年は、振り返る作業を意図的に増やし、歴史と社会の移り変わりから、生命倫理課題を取り上げ、学んでいきたいと思っています。
さて今月例会は、新年早々ですが、遠足行事をすることにしたいと思います。友人のサロンを訪ねます。
この主催者佐藤さんから、当会と深いご縁のある松永正訓医師をご紹介いただいた経緯があり、振り返り作業の一環として佐藤さんの会に参加し、ご縁に改め感謝をしたいと思います。
<生命倫理カフェ・ねりま 一月例会(遠足企画)>
◆日時: 1月20日(土) 14:00~16:00
◆場所: コムケア サロン
文京区湯島3-20-9~603
◆テーマ:「病院の歴史から日本の医療を考える」
〇話題提供者:福永肇さん(金城大学教授:『日本病院史』著者)
〇参加費:500円
『日本病院史』の簡単な紹介が佐藤さんのホームページに書かれています。
http://cws.c.ooco.jp/books.htm#170705
また福永さんの多彩なご活躍ぶりは次のサイトでわかります。
http://www.fujita-hu.ac.jp/~hnagashi/LDB/open/fukunaga.html
病院という切り口から、医療の問題だけではなく、社会の問題、つまり私たち一人ひとりの生き方の問題にもつながる問題提起をいただけると思っています。(佐藤さんご紹介文より)
今年も残り日数を数える時期となりました。
今年一年を振り返り、12月例会はじっくりみなさまと話し合う時間を持ちたいと思います。
また来年2月12日に開催される、当会としては初めて練馬区が主催する区内で活動している各種団体の交流会、「練馬つながるフェスタ2018」に参加する予定でおりますので、その打合せも合わせて行います。
あわただしい時期ではありますが、みなさまのご参加をお待ちしております。
◆12月例会のご案内◆
日時: 12月23日(土) 14:00~17:00
場所: ココネリ多目的室 2
話題: ①この一年を振り返る それぞれの一年、マイストーリー
②「練馬つながるフェスタ2018」参加出展内容について
費用: 500円(会場費、お茶菓子代)
*なお、終了後、忘年会を行いたいと思いますので、参加者はご連絡くださいますようにお願いいたします。
ご参加のみなさまへ
10月例会の「先端技術に関わる生命倫理」~ゲノム編集と倫理的問題には話題提供をしていただいた山森さんより50枚ものスライドをご用意いただき、参加のみなさまと活発な議論をすることができました。
新しくご参加の方より、現在の医療分野では、基礎より臨床を重んじる方向であること、また、医療の世界では「人は、どこまで生きるのか、生かせるのか」が大きな課題となっていること、研究者も人の子、各段に進歩したゲノム編集技術による生命操作暴走への歯止め力への期待、当面は創薬分野での進行を見守っていくことなど、いろいろと気づかされる意見をいただきました。
少し時間をいただき、当日資料をホームページにアップする予定でおりますのでお待ちください。
さて、今月の例会につきまして、連続してこの話題を取り上げたいと思います。
お台場テレコムセンターで開催中のサイエンスアゴラ11月24日~26日のうち、ちょうどカフェの例会日11月26日(日)に「ゲノム編集時代の生殖医療と私たち」シンポジウムが開催されます。(時間13:30~15:00)
http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/session/141/
今回は、遠足企画として、みなさまとご一緒にこのシンポジウムに参加、例会としたいと思います。
また、翌日27日には以前話題としました「ビュートゾルフ」創業者が来日をするのに合わせてココネリ研修室で地域関連団体や看護、介護あるいは医療関係業務につかれている方たちと懇談会をちいきケア主催で行います。
http://chiiki-care.com/
●例会: 11月26日(日)13時より @お台場テレコムセンター 8F B
「ゲノム編集時代の生殖医療と私たち」
●協力イベント: 11月27日(月)16時より @ココネリ 研修室
「オランダ式訪問看護”ビュートゾルフ”発展の軌跡とその仕組み」
少々暑いながらも、10月9日体育の日に相応しい秋の青空のもと汗を流された方も多かったのではないでしょうか。
私も今年購入したロードサイクルで富士五湖のうち、二湖周辺を走ってきました。ちょうど小学生を連れた親子が何周も走行する本格的走り込みに出会い、自転車への関心も幅広い年齢層に広がっているように感じました。
さて、今月の話題提供は、山森さんにお願いをしております。
彼のライフワークでもある遺伝子解析の最新分野を紐解いていただきます。
技術の進歩の結果、生命操作まで可能になった現代、生命の誕生が人手で行われる現状には、様々な倫理課題がありながらも、どうしても後手に回る感が否めません。
生命を形づくる遺伝子の操作技術について分かり易く解説していただき、その技術発展に伴う倫理課題についても話題提供をしていただき、みなさまとの議論を進めていきたいと思います。
◆生命倫理カフェ・ねりま 10月例会◆
○日時: 10月27日(金)14:00~16:00
○場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
○テーマ: 「先進技術に関わる生命倫理」
~ゲノム編集技術に関わる倫理的問題~
○講師: 山森俊治さん
北海道大学にて理学博士の学位を得たのち、都内の臨床検査会社に勤務。
平成元年から約20年間、白血病やがん、遺伝病などの遺伝子検査法や染色体検査法の開発を行うとともに、これらの検査責任者として従事、その後、理化学研究所(横浜)にて次世代型の遺伝子配列決定装置の精度管理業務に従事。
この間、遺伝子検査や染色体検査などが命の選別につながる可能性があるため、倫理の勉強も実施。
現在は杏林大学保健学部倫理審査委員会外部審査委員
○会費: 500円(会場代、お茶菓子代として)
9月の声を聞くと今までとは全く違い、一抹の寂しさがこころの片隅に現れるように感じるのは、私だけでしょうか。
早くも本年度残りの月日が気になる9月スタートとなりました。
先月例会「ビュートゾルフから地域づくりを考える」には、初めて会場を研修室へ変更するなど、大勢のご参加をいただきました。
その様子を以下のホームページ例会報告に記しております。
https://bioethicscafe-nerima.jimdo.com/%E4%BE%8B%E4%BC%9A%E5%A0%B1%E5%91%8A/
今月の例会は、時間、場所の調整上、10月1日に開催いたします。
また、今まで当カフェにご関心をいただきました方みなさまに改めご案内をお送りしております。
さて、今年春より「多死社会に生きる」という大きな枠組みの中で、地域社会の現状からこれからのあり方、とくに医療福祉分野で、
現場をお持ちの方たちから話題提供をしていただき、来るべき変化を見据えながら、みなさまと議論を進めてきました。
喫緊の社会課題を取り上げたところ、初めて高校生の参加をみるなど、新しい動きに少しづつですが、変わっていく周辺事情を感じることもあります。
9月度例会は、在宅医療の新しいかたちを早々とつくられ、「暮らしの保健室」秋山正子さんを支えてこられた(株)ケアーズ 白十字ヘルパーステーション責任者の江澤さんにお話をおうかがいします。
医療が病院内だけではなく、住まうところ、家庭内へという動きを地域でどう進めていけるのか、看護を暮らしの身近なところへと持ち込む試みは、まだ始まったばかりでもあります。
在宅看護、療養といった病院との連携が問われる地域社会の現状とこれからをお話いただけることと思います。
みなさまのご参加をお待ちしております。
◆9月度生命倫理カフェ・ねりま 例会のご案内◆
●日時: 10月1日(日)14時~16時
●場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 3F多目的室2
●テーマ: 地域福祉の現場から、訪問看護のこれからを考える
●話題提供者: 江澤淑子さん
(株)ケアーズ 白十字ヘルパーステーション サービス提供責任者
プロフィール:専業主婦を15年ほど経て、新宿の白十字訪問看護ステーション併設のヘルパーステーションで16年勤務、現在に至る。管理栄養士、介護福祉士。
●参加費: 500円(会場費、お茶菓子代として)
ご参加のみまさま
迷走台風が何やら今の社会の軌跡をなぞっているようでもあり、すっきりとしない夏日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて4月から多死社会をテーマに医療福祉介護のこれからに焦点を当てて議論をしてきましたが、引き続き今月のテーマを「ビュートゾルフから日本の地域づくりを考える」として話題提供をしていただきます。
この新しい地域介護システムを専門に学び、ご自身も普及活動を実践しておられる馬場愛子さんにお話をしていただきます。
以下、馬場さんからのメッセージをお読みいただき、多死社会に向かうこれからの地域をどう活力ある市民の活躍の場とするのか
みなさまと考えていきたいと思います。
◆8月例会◆
日時: 8月20日(日) 14:00~16:00
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ3F 多目的室2
話題: 「ビュートゾルフから日本の地域づくりを考える」
講師: 馬場愛子さん(ビュートゾルフ練馬富士見台 看護師)
会費: 500円(会場費、お茶代)
プロフィール:
2001年 愛媛大学医学部看護学科卒業、看護師・保健師資格取得。
大学病院を経て在宅医療の世界へ。在宅療養支援診療所の看護師、訪問看護ステーションの訪問看護師として長年在宅医療に携わる。
2015年より聖路加国際大学博士前期課程在宅看護学上級実践コース在籍中。
2016年よりオレンジクロス財団非常勤研究員としてBuurtzorg(ビュートゾルフ)の日本展開準備に携わり、パイロットステーションである、ちいき・ケア株式会社ビュートゾルフ練馬富士見台の看護師として練馬でビュートゾルフ型訪問看護を展開中。
2017年Buurtzorg services japanコーチ就任。
馬場さんからのメッセージ:
私は看護師として、地域で暮らす方々の人生に触れさせてもらい、患者さん本人・そのご家族・近所の方々等、私たち医療介護職以外の人々に潜在しているエネルギーは未知なる可能性を秘めているということ、豊かな暮らしとは、支え支えられる関係の上に成り立つことを学びました。
「Buurtzorg(ビュートゾルフ)」とは、オランダ語で「コミュニティケア」という意味です。
私は大学院へ進学後、「オランダにすごい地域ケア組織がある」と聞き、ビュートゾルフの存在を知りました。知れば知るほど、今日本に必要な概念であり仕組みであると感じています。
今回は、「Buurtzorg(ビュートゾルフ)」の概念や取り組みを通して、日本の現状や未来について考える機会となれば幸いです。
皆さまは、今暮らしている地域でどのように生き、どのように最期を迎えたいと思いますか?理想の暮らしや死について、また人づくりや地域づくりについて、経験豊富な皆さまのお話をぜひお聴かせください。
2017年7月例会のお知らせ
ご参加のみなさま
当カフェとご縁が深い松永正訓医師が最新作「呼吸器の子」を出版されました。彼自身集大成として位置づける作品でもあります。
以下、紹介文の抜粋:
「先天性難病により2年の命とされた男の子が、人工呼吸器を付けて自宅に暮らし、現在14歳になります。
寝たきりで意識は乏しく、呼吸器の力で生きています。ともすれば、最重症の障害児に対して、「悲惨」というイメージを持ちかねません。ところが、長期に聞き書きを行ってみると、彼は豊かな世界の中に生きていました。」 http://amzn.asia/fSq1DNh
「死」から「生」を考えてみたい。
「障害」から“豊かな世界”を感じてみたい。
そうしたテーマを今年は追い続けております。
今月の話題提供は、中下大樹さんにお願いをいたしました。
◆テーマ:「人生の最期を考える~ホスピス・被災地・葬送の現場から~」
プロフィール:
真宗大谷派祐光寺僧侶。ホスピス・在宅にて末期がん患者の看取りを行いつつ、僧侶として生活困窮者を中心に2000名を超える方の葬送支援を実施。著書に自殺・貧困・孤立死・ホスピス・被災地の現場からの報告『悲しむ力』(朝日新聞出版)、『あなたならどうする 孤立死』(三省堂)等多数。
この夏休み8月には早稲田の社会人講座で「死」について考える講座が開講されます。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/39559
◆7月例会のご案内◆
日時: 7月22日(土) 9:00~11:00 *いつもとは、時間が違います。
場所: 練馬区区立産業プラザ ココネリ 3F 多目的室 1
講師: 中下 大樹 氏
会費: 500円(会場費、お茶菓子代)
北九州での豪雨被災者報道に胸が痛みますが、地域共同体のご近所力を改め考えさせられてもおります。多くのみなさまと語り合える時間となりますように。
生命倫理カフェ・ねりま
森本陽子