「道草」映画上映会&シンポジウム開催のお知らせ(開催済)

今回は、3回目のイベントとなります。重度知的障害者や自閉症者たちの自立生活、それを支える家族や24時間介助者たちをも含めた日常を追ったドキュメンタリー映画「道草」は、その舞台が石神井公園や石神井川のほとりです。彼らの道草しながらの散歩は、私たちをどこへ連れていくのでしょうか。「風は生きよという」を撮った宍戸監督の手になるこの作品も、障害者の自立を通して、今私たちが生きる社会を、静かにあぶり出します。

お陰様で、盛会裏に終了いたしました。お礼申し上げます。

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チラシ(表)入稿原稿 6・6.pdf
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チラシ(裏) 入稿6・7.pdf
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「風は生きよという」映画上映およびシンポジウムは平成28年8月27日無事終了いたしました。

ご来場いただきました大勢のみなさま、シンポジストおよびボランティアのみなさまに感謝を申し上げるとともに厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

「風は生きよという」 映画上映およびシンポジウム開催のお知らせ


 平成28年8月27日(土)、生命倫理カフェ・ねりま主催、練馬区社会協議会協賛による「風は生きよという」映画上映会シンポジウム練馬区 区民・産業プラザ3階 研修室1にて開催いたします。詳しくは以下をご覧ください。

 

映画上映およびシンポジウムに寄せて

 

「身体」と「心」、「健康であること」と「病あるいは障害があること」など、私たちは、いつも

ふたつのものごとをものさしの両端において考えるようです。しかし、病は気からともいわれるように、

白黒や 善悪ほどには、その境目は、はっきりとしていないのも事実です。その境界をどうみることが

できるのか。 医療分野では、治療に携わる人間力が問われ、社会では、人々との関係性の力、社会資本力や

成熟度が問われてくるように思います。

  人間は未熟な個として、また寿命という定めをもって、誕生します。生まれてすぐに立ち、歩行ができる

 動物とは違い、未熟という障害をもち、一方では避けられない老いが待っていることを考えると、

 「障害」は、等しく人間に与えられた宿命ともいえます。

  呼吸器を装着しなければ、生きることができないというのも、何も特別のことではなく、普通のこと。

 あるいは、とくに生きることにまっすぐにむかい、自分のいのちを直視する日々を過ごしていることを

 考えると、彼らこそ、誰よりも健全で、また健康な人生を送っている人々ではないでしょうか。

 「風は生きよという」人工呼吸器装着者たちの日常は、多くのことを私たちに語りかけ、そして日々を

「生きよ、生きよ」と風を送ってくれているようです。この風がみなさまに届くよう願っています。

                                                                                         

                                                        「風は生きよという」上映会およびシンポジウム主催

                                                          生命倫理カフェ・ねりま    代表 森本 陽子

 

上映会およびンポジウム開催情報

 

■ 開催日: 2016年8月27日(土)

■ 開催場所:練馬区立 区民・産業プラザ(ココネリ)3F研修室1

                     当日は午前、午後の2回にわたり上映を行います。

■ 上映時間:1回目 (午前):10:00~11:45(開場:9:30)

       2回目(午後)( 上映と合わせてシンポジウムも行います。)

                                       ①13:30~15:00(開場:13:00)

                                       ②15:10~16:30(映画出演者を交えたシンポジウム)

■ 参加費: 当日 1500円、前売り 1200円、学生・障害者と付添1名 1000円、中高生以下無料

■ 定員:  先着100名

■ 会場へのアクセス

  西武池袋線、地下鉄有楽町線・副都心線直通および都営大江戸線の練馬駅北口から徒歩1分


【お申込みおよびお問合せ】生命倫理カフェ・ねりま 事務局(森本)

【ホームページ】 http://bioethicscafe-nerima.jimdo.com/

 ホームページから申し込まれる方は、「イベント申し込み」欄にて必要事項をご記入の上、お申込み願います。

【メール】 bioethicscafe.nerima@gmail.com

【電話】 03-3997-6210

 お申込み時には、お名前、電話番号またはメールアドレス、同伴者名をお知らせ下さい


■パネリストプロフィール■

松永正訓(まつながただし)氏

    1961年、東京都生まれ。1987年、千葉大学医学部卒業、小児外科医となる。小児

    がんの遺伝子研究により医学博士号修得。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多

    数。2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長として第一線で活躍中。

    2013年、第20回小学館ノンフィクション大賞受賞作『運命の子・トリソミー:短命

    という定めの男の子を授かった家族の物語』著者でもある。

     「松永クリニック小児科・小児外科」ホームペ―ジも合わせてご覧ください。

    http://www.mtng-clinic.jp/

 

小田政利(おだまさとし)氏:(映画出演者)

    呼ネット代表、自立生活センター・北(CIL・北)代表。

    自己アピール:所属は、自立生活センター・北。そちらで働きながら、夜はその疲れを癒

    やすために居酒屋で1杯か、自宅でテレビを見ながら食事。人工呼吸器を使用しながら、

    ほとんど動かない手足でも、自立生活。両親が他界していても、兄弟から離れていても、

    暮らすことができています。必ず、ヘルパーが24時間付いていれば暮らしていけますよ。

    詳しくは以下のURLをご参照ねがいます。

    http://conetnet.web.fc2.com/menber.html

 

白井隆之(しらいたかゆき)氏

    1947年神奈川県横須賀市生まれ。1970年関東学院大学経済学部卒業。1974年に燦葉出版

    社設立する。1981年、マザーテレサの日本招聘に関わる。初のマザーテレサ写真展を開催

    し、「マザーテレサ」ー神の愛の奇跡ーを刊行。1997年米国よりリロイ親子と介助犬レッ

    クスを招き交流会を開催。初の介助犬の本を刊行。1012年、9・11米国中枢同時テロで世

    界貿易センタービル78階から盲導犬ロゼールと奇跡的に生還した全盲のマイケル・ヒング

    ソンを招待し、日本各地で交流会、講演会を開催。今年で設立43年目を迎え、出版した本

    の点数は415冊を超える。1915年7月「ありのまま自立大賞」を受賞する。

    以下のURLをご参照ねがいます。

            http://www.nextftp.com/40th_over/sanyo.htm

    http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20141020131242088

 

参考:

 生命倫理カフェ・ねりまでは、今回のパネリストの御一方であり、「運命の子トリソミー」を上梓した松永正訓先生をお招きし、2014年11月に講演会を行い、参加者のみなさまから様々な貴重なご意見とご質問などをいただきました。

 今回の午後の上映およびシンポジウムでも、ぜひ活発なご意見やご感想をいただければありがたく思います。

 以下に、2014年の講演会の様子を写した写真を一部掲載いたしました。また、そのご講演要旨も本ホームページ例会発表資料に掲載してありますので、合わせてご参考にしていただければ幸いです。

 例会発表資料(この部分をクリック願います)

以下の写真は松永先生によるご講演の様子です。